Windows10 IIS導入(その2)RAID構築

Windows10 IIS導入(その2)RAID構築

前回、SSD換装は済ませたのでもう1台SSDを追加してRAID1を組んでいきます。

このPCはIntel(R)RapidStorageTechnology(以下Intel RST)を使ってRAIDが組めそうだったのですが、Windowsがインストールされた状態ではブルーバック連発でてこずってしまいました。

まずはIntel RSTがインストールされていなかったので、Dellのサイトから最新版をインストール。

BIOSでSATAモードをAHCIからRAIDに変更
(ブルーバックで起動できない)

レジストリのiaStorVのStart値も確認したのですが、最初から「0」になっていました。

BIOSでSATAモードをRAIDからAHCIに戻して再起動(問題なし)

Intel RSTを起動しても「作成」の項目が見当たらない。。

四苦八苦していた所、有力な情報を発見。

どうやらBIOSl上でRAID機能を有効化しても、Windowsが必要とするデバイスドライバーとは異なる模様。

Intel RSTのRAID機能を無効化時: AHCIのストレージドライバー
Intel RSTのRAID機能を有効化時: Intel RSTのストレージドライバー


おそらくシャットダウン時にAHCIドライバーが有効になっている為、BIOSでRAIDを有効にしても次回起動時AHCIドライバーが読み込まれる為、起動できないようです。

この問題を解決する方法は

1.msconfigでセーフブートに設定


2.PCを再起動(セーフモード)
3.「設定」-「更新とセキュリティ」-「回復」から「PCの起動をカスタマイズする」-「今すぐ再起動」
4.UEFI BIOSの起動
5.動作モードをAHCIからRAIDに変更
6.BIOSを保存してPCを再起動
7.セーフモードではRAIDドライバーが読み込まれるので問題なく起動
8.msconfigでセーフブートを解除
9.PCを再起動する
10.Intel RSTの最新版をインストールする

「スタート」-「Intel」-「インテル・ラピッドストレージ・テクノロジー」を起動すると無事に作成ボタンが現れました。

ここからはDELL公式にあるRAIDの構築(既存のOSを移行する場合)を参考にします。

Intel RSTから「作成」ボタンを選択
ボリューム タイプの選択にて「リアルタイムデータ保護(RAID1)」になっていることを確認して「次へ」

ボリュームの設定から「名前」、「データ保持」などの項目を設定して「次へ」
※今回はまっさらなSSDの為か、「コントローラ0:ポート0のSSDを保持」が選択されていました。

「ボリュームの作成」ボタンを押してRAIDを構築します。

完了メッセージ

構築中も作業ができるようですが、データの移行中はできるだけ触らずに置いておこうと思います。

無事RAIDが構築できました。

RAID構築後のDiskMark